ご挨拶
セルフケア推進協議会の目的は、「薬食同源」という食経験の深い食品のもつ機能性をより広く、より正しく理解し、新たな養生訓として消費者の皆様のセルフメディケーションの一つして活用する知識や経験を持っていただくための自己啓発をお手伝いすることです。そのためには専門性の高い国家資格者の知見と一般消費者に近い立場で健康に関わる民間資格者の方々のコニュニケーション力や経験を融合させ、結果的に健康の三本柱である「栄養・運動・休養」の各分野でのセルフケアの一助にすることではないでしょうか。
古の先人が食べ続けてきた食品の素晴らしさを再認識し、さらに機能性食品を正しく理解し、「食で健康」を実践してくことがセルフケアそのものであると思います。そのために専門家と経験者がお互いの壁を超えて協力し合う関係を協議会として提唱していく活動が必要と考えています。
ぜひこの協議会に多くの有識者・経験者の皆様が参画していただければ幸いです。
一般社団法人 セルフケア推進協議会 名誉顧問 板倉 弘重
名誉顧問 プロフィール
1961年東京大学医学部卒。
同 第三内科講師を経て、国立健康・栄養研究所臨床栄養部長。この間、米国カリフォルニア大学サンフランシスコ心臓血管研究所研究員として留学。1996年に国立健康・栄養研究所退官後、現職。
おもな研究分野は脂質代謝、動脈硬化。抗酸化物質。とくに、赤ワイン、ココアなどの抗酸化作用を明らかにした研究が話題になった。2006年に「瑞宝双光章」を受章、2009年には国際栄養学連合(IUNS)のFellowに認定された。(栄養学研究分野で顕著な貢献をした世界の研究者10名の1人)2010年「動脈硬化疾患の予防と治療に関する栄養学的研究」により日本栄養・食糧学会功労賞を受賞
日本臨床栄養学会理事長、日本栄養改善学会理事、日本栄養・食糧学会副会長、日本動脈硬化学会評議員名誉会員、日本病態栄養学会理事、第33回日本動脈硬化学会総会会長などを歴任。
学術顧問(就任順にご紹介させていただきます)
学術顧問(栄養学、食品科学、機能性成分分野)
橋本正史(はしもと まさふみ)先生
<経歴>
株式会社光洋商会 取締役国際マーケティング部長(最終職位)を経て、2001年から現在までケミン・ジャパン株式会社。2014年より代表取締役。傍ら、健康食品業界の重職を歴任。(在日米国商工会議所ダイエタリーサプリメント小委員会委員長、公益財団法人日本健康栄養食品協会理事、一般社団法人国際栄養食品協会理事長)2015年2月より現在 台湾予防保健協会顧問、2017年5月より現在 一般社団法人健康食品産業協議会会長、2017年11月より現在 横浜薬科大学客員教授
<主な著作物>
2015年4月発行「機能性食品表示への科学的なデータの取り方と表示出来る許容範囲」第6章 効果ごとの機能性、安全性評価法と製品プロモーションに有用な科学的なデータの示し方 技術情報協会 14節 眼機能に関するルテインとゼアキサンチン
EC Nutrition 2(4): 374-375 (2015)
Japan’s New Health Care Policy with Foods with Functional Claim System
2016年 ファルマシア Vol.52 No.6
最前線 機能性表示食品におけるルテインとゼアキサンチンの科学的根拠
2016年 Food Style 21 2016年7月号(Vol.2 No.7)
機能性表示食品におけるルテインとゼアキサンチンの科学的根拠
<受賞歴> 2017年6月 日本ビタミン学会 企画・技術・活動賞受賞
*協議会においては、栄養・機能性成分に関するカリキュラム等の監修、講演等協議会の活動全般でのご協力を依頼
学術顧問(栄養学・生物有機化学分野)
原三郎(はら さぶろう)先生
NPO法人日本マルベリークラブ代表。京都工芸繊維大学名誉教授。
主な専門領域は主に硫酸化多糖の生理機能、多糖加水分解酵素の構造と基質特異性、セリンプロテアーゼ・インヒビターの構造と機能等の生化学分野。
<経歴>
大阪大学理学部生物有機化学講座助教授、京都工芸繊維大学工芸学部教授、同大学 副学長等を歴任。退官後は、特定非営利活動法人 日本マルベリークラブを設立。蚕および桑の葉研究の第一人者としても知られ、桑およびカイコの繭の生理活性、桑・カイコ・繭の新用途の開発等の研究分野にも寄与。
所属学会:日本化学会、日本生化学会、日本糖質学会
*協議会においては、植物成分の生体関与や栄養学・生理活性分野で、専門セミナーや市民講座等の講師や学術顧問としての関わり・ご協力を依頼
学術顧問(心理学・臨床心理学、メンタルヘルスマネージメント分野)
江﨑浩明(えさき ひろあき)先生
大学で情報学を学びIT企業に勤務。その後大学院で心理学を学び、企業や学校で相談業務を行いながら、様々な学校で心理学・臨床心理学・カウンセリング、メンタルヘルスマネージメントなどの講師を務める。2011年にアルトスタンスを立上げ、企業にて新入社員・管理監督者に対し、研修や連続セミナーなどを通してストレス対処、セルフケアの必要性について広く周知活動を展開。学術的な心理学の知識を臨床現場での事例を元にわかりやすく噛み砕いて説明する事を信条とする。
<経歴>
アルトスタンス代表。東北学院大学大学院 人間情報学研究科 博士後期課程 単位取得満期退学 (学術修士)一般社団法人日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラー / キャリアコンサルタント中央労働災害防止協会 心理相談員
大阪商工会議所 メンタルヘルスマネジメント検定 Ⅱ種、Ⅲ種
*協議会においては、栄養検定につぐ、第2弾の「ストレスヘルスケア検定」の監修・カリキュラム策定・講師等でのご協力を依頼